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小田部鋳造(株)(こたべちゅうぞう)

 『梵鐘』の画像 『小田部鋳造 風鈴5色』の画像

 

登録文化財【主屋(江戸末期)・北土蔵・南土蔵(明治前期)・門(明治後期)】梵鐘も製造する鋳物師の建物群。主屋は農家型の造りで、広い土間を配置する。南土蔵は真壁では類例のない置き屋根の形式を持つ。

 

 お寺の梵鐘(つり鐘)を製造する鋳物工場は全国的にも少なく、関東では真壁地区にある小田部鋳造株式会社が唯一の製造元です。小田部鋳造は800年の歴史を持ち、着色をしない鋳肌(いはだ)仕上げが特徴です。最近はお土産として、梵鐘型の風鈴が人気となっています。

 

800年の間培われてきた梵鐘造りの技

 小田部家の歴史によると創業は1172年で、勅許御鋳物師(ちょっきょおんいものし)の称号を持つ先祖が、命を受け河内国(大阪府)からきたと伝えられています。勅許御鋳物師とは、宮中など公用の鋳物製造が認められた、高い技術を持つ鋳物師108人に与えられた称号です。37代目の小田部 庄右衛門(こたべ しょうえもん)さんは、その流れをくむ一人で、伝統の技を今に伝えています。
 梵鐘は、銅と錫(すず)の合金を鋳型に流して作り、完成までには最低でも4か月を要します。通常は、仕上げに化粧と言われる着色を施しますが、鋳肌のままの仕上げが小田部鋳造の特徴です。誤魔化しがきかないため綿密な仕事が求められますが、納めた地域の気候風土で発生する緑青によって年を重ねるごとに深みのある色に変化していきます。また、梵鐘に菊の紋章を入れるのを認められている鋳物製造元は小田部鋳造だけです。

 

お立ち寄りスポット

椎尾山薬王院(車15分:6.5km)

  小田部鋳造(こたべちゅうぞう)で造られた約1トンの大きな梵鐘が椎尾山薬王院にあります。

  どなたでも打つことができます。山に響く音色に癒されてみませんか。  

日本酒「花の井」蔵元 株式会社 西岡本店(道路をはさんで向かい側)

藤永製菓(有)(車4分:1.7km)※こちらでも梵鐘型の風鈴を販売しています。

 

 詳細情報

所在地 〒300-4411 桜川市真壁町田45
電話番号  0296-55-0066
ファックス番号  0296-55-0166
アクセス  真壁 高上町駐車場より徒歩10分(800m)
HP http://www.kotabe.sakuragawa.jp/index.htm
営業時間  10:00~16:00
定休日  土日・祝日(風鈴をお求めの方はお電話ください)
駐車場  普通車3台

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは桜川市観光協会です。

桜川市役所商工観光課内 〒300-4495 桜川市真壁町飯塚911番地

電話番号:0296-55-1159(直通) ファックス番号:0296-54-0417                      営業時間:平日 8時30分~17時15分 / 定休日:土日・祝日 

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